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今回から 2 回にわたり、グリーンモアについて少しお話をさせていただきます。
カタログに載っているよりも、もう少し深いところまで…
今回はバロネスグリーンモアの主な構造についてお話したいと思います。
その前に少し共栄社の歴史を…。
弊社は 100 年 の歴史と、それによって培われた技術を基盤に、
業務用芝刈機・草刈機を自社で開発、製造している国産メーカーです。
グリーンモアについては、 50 年の歴史があります。
今でも バロネス と聞くと、外国製?って言われる人がいらっしゃいます。
このメルマガを読んでいただいている方の中には、そのような方はいらっしゃらないと願っていますが…。
間違いなくバロネスは愛知県の「豊川稲荷」で有名な、豊川市で真面目に作っております。
厳しい時代ではありますが、皆様により良い製品をお届けできるようこれからも
「お客様のための物づくり」を実践して行きたいと思っております。
それでは、バロネスの顔である、グリーンモアのお話を始めたいと思います。
@オールギヤ伝動方式
バロネスブランド製品第 1 号機種「 LM2 」型より、走行ドラムとリールカッター
の回転を、チェーン又はギヤ駆動により 100 %の伝動方式を採用しております。
(現在は全てギヤ駆動方式)
この方式により、どの様な条件でもクリップピッチが変化することなく
均一な刈込が可能となっています。
LM56GA/LM66GA クリップピッチ
走行スピード 4.8 q /h
9 枚刃… 4.9 o 11 枚刃… 4.0 o
本機のバランスもグリーン刈りに最適のウェイトバランス、
左右 50 : 50 の最高のバランスに設計しております。
Aリール回転数ハイロー切替方式
モアの走行スピードを変える事なく、リールカッターの回転数を
レバー操作によって、高速と低速にワンタッチで切替のできる機構です。
ハイクリップ回転 では、リールカッターの回転を高速にし、クリップピッチを短く
することによって目数の多い芝のグリーンを均一に刈る事ができ、パッティングクオリティーを向上させます
ロークリップ回転 では、リールカッターの回転を低速にして、クリップピッチを
長くすることにより、芝の刈取量を減少させることによる芝生へのストレスの軽減
(外周刈りや、夏場の生育の悪い時)と、砂の巻き上げによるリールカッターや
ベッドナイフの摩耗軽減が可能になります。
Bメインクラッチ構造
走行切替レバーをリールONにして、
走行クラッチレバー 1 本の ON ・ OFF のみで刈込作業ができる非常に単純明快な
操作方法となっています。
またエンジンの動力伝達は単板クラッチによるもので、メンテナンス調整が非常に少ない構造になっています。
C操作ハンドル
刈込の時はAを握ることにより、自然とワキがしまり、ふらつきを抑えます。
またハンドルをおさえる動作を防ぐ事ができ、フロントが浮きぎみになる事も防ぎます。
旋回時はBを握る事により、かがみ込むことなしにフロントを浮かす事ができ
疲労の軽減をはかります。
このように、バロネスグリーンモアは長い歴史の中で、皆様のご意見を吸収して
より良い物を目指して作ってまいりました。
LM56GA ・ LM66GA はバロネスグリーンモアの歴史そのものなのです。
それでは今回はここまでとさせていただきます。
次回はメンテナンスの事を中心にお話させていただきます。
↓グリーンモア LM56GA/LM66GA はこちらから↓
http://www.baroness.co.jp/lm5666gaf.html
共栄社 CS推進部 辻・松田 |