貫通ドライバー(プラス+)
貫通ドライバーは、しっかり締まっている小ねじにセットしたドライバーの頭部を
ハンマーでショックを与えます。
こうすることで、比較的しっかり締まった小ねじも簡単にとることができます。
なぜ貫通でなければいけないかというと、ハンマーのショックが伝わりにくいことや、
ドライバーそのものが壊れてしまうからです。
グリップの後ろが金属でできている貫通ドライバーをハンマーでたたいて小ねじを緩めやすくします。
出張先の修理では、交換するボルトがないことも多く
できる限りもとあった部品をそのまま組み直すことも大事です。
特にボルトはさび付いているなど固着して取り外せないことがあります。
ねじ切ってしまったり、頭をつぶさないように注意して取り外さなくてはなりません。
特にプラスの小ねじは要注意です。
プラスの溝部分が土埃などで詰まっていたら必ずきれいに掃除します。
プラス溝部分に詰まっている芝カス。
その後ドライバーをプラス小ねじにしっかりと押し付けゆっくりと緩めてみます。
ドライバーがプラス溝から浮きそうになったら、プラス溝をつぶす前に一旦あきらめましょう。
ここで貫通ドライバーとハンマーの出番です。
小ねじにしっかりドライバーをセットし、ハンマーでたたきショックを与えます。
そして、再度緩めてみましょう。
まだ緩みそうになかったら、何度か繰り返すと取り外すことができるはずです。
|