スクレーパー
スクレーパーは、ヘラのような薄い板で、刃がついているものです。
パッキンやガスケットをはがしたり、それらをはがした後の残りかすなども取り除きます。
市販のスクレーパーはしっかりとしていて力を入れやすい作りですが、
厳選したい工具としては大きすぎます。
先端の角を丸くしたタイプ、角がある普通のタイプ、先端を1mm程度に細くしたタイプの3種類。
そこで、鉄鋸刃を加工したものを使用しています。
多少曲げたりしても割れにくいタイプの鉄鋸刃を10から12㎝程度の長さにし、
のこぎりの部分は手が痛くないように削り落とします。
そして先端を片面だけ研摩し刃にします。
用途に合わせ3種類を使い分けします。
フレームの上にこびりついている汚れの除去に使用しています。
パッキンをはがしたり、汚れを取り除くときなど普段使用するには、作業効率の良い、
角まで刃先があるタイプを使用します。
スクレーパーの角で母材を傷つけたくない場合は、
角を丸くしてあるタイプで細やかな作業をします。
すべての部品を取り外して修理することができないときなどは、
その周辺だけでも必要最低限の汚れ落としを行ってください。
ストップリング溝の、土やグリースの汚れを除去しています。
最後の1つは、溝などの掃除をする場合に使用するために、先端を細くしたものです。
ストップリング溝や、細かなごみの除去をするときに使用します。
再組み立て時に確実に部品を組み付けるために、きれいに掃除をしてください。
次回も引き続き、お気に入りの工具をご紹介します。
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