「パーツカタログ」
分解するにあたりテクニカルサポートセンター(以下、TSC)のベテランより、
最新のLM56GBと主役のLM55GCの構造の違いや、芝の刈り取り量に差が
あった理由、操作性の違いを実機で解説してもらい、グリーンモアの20年の
歩み(進化)を学習しました。
● どのように芝が刈られるのか(切れるのか)?
● なぜ、新聞紙1枚がスパッと切れるように組み立てをしないといけないのか?
● なぜ同じリールモアなのに、グリーンモアとフェアウェイモアで求められる
精度が違うのか?
● なぜグリーンモアのベッドナイフにいくつも種類があるのか?
● 何のためについている機能なのか?
プロジェクトメンバーは全員異なる職種で、製品開発・部品加工冶具設計・加工・
組み立て・検査・・・など、様々な部署で製品にかかわっているのだが、その
仕事がどのように完成された製品の中で機能しているのか、あらためて
実感できました。まずは、パーツカタログを見て、分解手順を目と頭の中で
整理をします。
いよいよ分解作業の開始です。
まずは、刃物を取り外します。
最初にベッドナイフ台を取り外しますが、いきなり中断です。
頭の中でのイメージと実際機械を前にして部品を取り外すのではわけが違いました。
どのようにすれば、取り外せるのかわからないのです。
さすがに初見では分解できなさそうだったので、
見かねたTSCのベテランが構造を説明すると、理解できたメンバーは恐る恐る
部品を取り外し始めました。順調にベッドナイフ台を取り外すと、
次はリールカッター。TSCのベテランよりアドバイスが「左右のフレームを
分解せずに、リールカッターを取り外してください。」と。
メンバーはパーツカタログを見ながらみんなで議論を始めました。
「どうすればリールカッターだけ取り外せるんだ!?」
再組み立てを前提としているので、やみくもに分解を始めるわけにはいきません。
ここで再びTSCがアドバイス、分解を再開できました。フロントローラー、
ギヤカバーを取り外し、グリースと格闘しながら1つ1つ慎重に部品を取り外し、
リールカッターを取り外すことができました。
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