「いよいよ試し刈り」
リビルド作業が終わったグリーンモアLM55GB、
今日は共栄社のテストコース(?)にて試し刈りです。
上長の許可を得て、これまで関わったJVGメンバーが集まりました。
早速エンジンをかけます。整備されたエンジンは一発でかかりました。
既に刈り高は設定済み。これは前回の試し刈りの時に覚えました。
ハンドルをしっかり握り、エンジン回転を上げ、クラッチレバーを引きます。
スコっとクラッチが繋がり、グリーンモアが「カタカタカタ」と軽やかな音を
立てて動き出しました。
明らかにスムーズに、滑らかに機械が動いていることがハンドル通じて手に
伝わってきます。
この前は、妙に振動が大きく、音もうるさく、レバーなども使いにくかった記憶が
あります。
やはり機械は、整備して初めてそのパフォーマンスを発揮できると改めて理解
した次第です。
肝心の刈り込みは、ご覧のとおり、現在のグリーンモアの水準には及びませんが、
まだまだ使える個体であることが証明できました。
刈った芝草を集草箱からそっと手ですくって見てみました。
葉の切り口が斜めに何の引きちぎりもなく真っすぐに切れています。
研磨し直して、キレイに刃合わせされた機械でなければできない仕事です。
まだ芝刈機として使用可能なことが確認できました。
練習グリーンやナーセリー、その他ティーなどでの転用使用も可能なコンディションと
いえます。
新入社員などへの教育用機械としても使えるでしょうし、今回我々が行ったような
整備教育にも使えます。
「長い期間の使用にお応えする」は、一見、メーカーにとって都合のいいことでは
ありません。
でも、それがお客様の望まれることであれば、それは我々の喜びでもあります。
「最新こそ最善」はインターネットの世界では当たり前のこととなり始めて
いますが、我々はそれがすべてとは思っていません。
道具として少しでも長くお使い続けていただける製品を供給すること、そのために
改良を重ねて技術の研鑽を続けることこそ、製造メーカーに課せられた責務で
あると共栄社は理解しております。
そのために共栄社は全国に広がる販売代理店に対し高度な技術講習を実施し、
また提供でき得る範囲でアフターパーツも提供してまいります。
また、数年内には高品質な中古製品を取り扱う「認定中古」事業も開始し、
ユーザーの長い期間の使用にお応えする取り組みを始めます。
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