こんにちは! バロネスEメールマガジンです。

  今年もあと2ヶ月! 月日が過ぎ去るのは早いものですね!?

  やり残した事がないよう、あとひとふんばりがんばりましょう。    

  今回もよろしくお願い致します。

 

 

 

 【1】トーナメント後記 --マンシングウェアレディース東海クラシック--
                     
                       (南愛知カントリークラブ美浜コース 吉田憲司 氏)

 【2】これだけは知っておきたいニューベントグラスの管理のポイント

                         (セルティスジャパン株式会社 外木秀明 氏)

 【3】「コカ・コーラ東海クラシック」を見学させてもらって
                                       (共栄社 女子社員)

 【4】新製品発売情報!!


 

 

 

【1】トーナメント後記


  今回のトーナメント後記は、
   「マンシングウェアレディース東海クラシック」です。

  華やかに秋を彩るプロトーナメント!

   しかしその裏側はやはり、コースと人との真剣勝負が!
   特に初めてトーナメントを開催するのはとても大変な気遣いがあるようで・・

   成功の経験を今後に生かせる仕事って素晴らしいですね。 

 

 



   第38回を迎えた歴史あるトーナメント「マンシングウェアレディース
   東海クラシック」が南愛知カントリークラブ美浜コースへ舞台を移し、
   9月14日〜9月16日に行われました。

  今年から本コースで行われるということで何事も全く想像がつかず、
   コースセッティングやグリーン刈りをする人数や刈るホールの順番、管理
   道路の通行する時間など、トーナメント期間中のスケジュールを決めるのに
   かなり苦労しました。LPGAとのコースセッティング、テレビ局との
   カメラ位置、スコアボードや看板の位置など、打ち合わせもたくさん行い
   ました。

 

   また、開催時期が9月ということでグリーンには気を使いました。今年は
   特に8月に40度を超える猛暑が続いた為に、グリーンもさることながら
   フェアウェイやラフの干ばつにも悩まされました。幸いにも9月に入り雨が
   降り、スルーザグリーンも緑を保つことが出来ました。

   逆に大会期間中は毎日のように雨が降り、ラフは設定より伸びてしまった
   り、フェアウェイ刈りが出来なかったり、月曜から3日間転圧ローラーを
   行っても設定のコンパクションが出なかったり、予定通りにいく日が一日も
   ありませんでした。

   また、大会が始まると急激なコースコンディションの変化を避けるために
   転圧ローラーは行いませんでした。そのかわりにグリーン刈りを朝はダブル
   カットし、午後にもう一度行いました。刈高は3.8mmで、ノーマルの
   モアのあとをハイカット仕様のモアで刈るダブルカットを行い、午後は
   グルーマー(ブラシ)の正転で回しグリーン刈りを行いました。最終日には
   なんとか10フィートぐらいになりましたが、朝は日の出から作業し、
   終了するのは毎日夜になってしまいました。

   試合の方は、最終日には足元悪く時折雨が降る中、8,000人を超える
   ギャラリーの方が来てくださり、中国のチャンナ選手が猛チャージ!
   上田選手とのプレーオフになるかと慌てて準備をしましたが、上田選手が
   後半スコアをくずし、チャンナ選手の優勝となりました。

   最後になりましたが、大会期間中は各関係者の方々に応援していただき
   大変助かりました。ありがとうございました。トーナメントを行うことに
   よって、各従業員の意識がかなり変わったと感じます。こうした経験を
   生かし、今後のメンテナンス作業を行っていきたいと思います。

 

   コースセッティング

   グリーン:3.8mm
      LM56GF 5台
      ノーマルグリーンモア 5台

   カラー:6mm

   ティーグランド:8mm

   FW:13mm LM526A

   セミラフ・ウォークパス:30mm

   ラフ:一週間前に65mmで刈り止め GM1600  

                    南愛知カントリークラブ美浜コース 吉田憲司

 

 

 

 

【2】これだけは知っておきたいニューベントグラスの管理のポイント

 

   前号に引き続き、セルティスジャパン株式会社 外木氏による「ニューベント
   グラスの管理のポイント」をお送りします。

   今回は「季節的な施肥管理手法A 晩秋施肥」についてです。

   ※外木氏は、1990年代後半にニューベントグラスの日本への商品化
     ならびに普及を手がけ、現在は全国各地でニューベントグラスの施肥
     管理手法の提案を行っております。

 


 

 --これだけは知っておきたいニューベントグラスの管理のポイント--

  ○季節的な施肥管理手法A 晩秋施肥

   晩秋時期に十分量の施肥を行い、芝生が吸収すると、翌春の芝生の緑化が
   スムーズであることが多い。今回は、季節的な施肥管理手法として、
   晩秋施肥のメカニズムについて紹介する。

   晩秋時期とは、まさに秋の遅い時期を指し、地温(地下10cm)でいうと、
   5℃から15℃程度の時期に相当する。ちょうど芝生の生育過程で、芝の
   葉の生長は止まるが、根の生長が活動している時期にあたる。

   晩秋施肥とは、ちょうどその時期に芝生根部に翌春緑化用の栄養分を貯蔵
   しましょう!ということである。

   米国では、late fall fertilizationと言い、
   米国の芝生分野の施肥技術として、かなり以前から紹介されてきた。
   また最近5年間でも旧来の技術ながら、多くの芝草情報雑誌で紹介されて
   いる。

   晩秋時期が毎年決まっていれば、施肥計画が容易であるが、最近は、
   地球温暖化現象の影響を受け、関東地区でも11月下旬以降まで暖かい日
   が続き、また関西地区以西では12月に入っても暖かい日が続く年もある。

   よって気象条件を的確に把握できれば、晩秋時期にピンポイントで安価な
   資材を使用し、晩秋施肥を行なうことが可能となるが、近年では不可能に
   近い。

   そこで、緩効性の資材を使用し、晩秋時期が多少変動しようが、貯蔵養分を
   蓄積できる状態にするのが現代の芝生管理技術のトレンドとなっている。

   晩秋施肥のN−P−K比は、窒素主体で根部に栄養分を蓄積させることが
   必須であるが、床土中のりん成分が不足気味で、CECが1−3レベル
   芝生地や造成直後の芝生地では、りん成分の多い肥料(スタータータイプ)
   の施用が分げつ促進に効果的である。

   ベントグラスの管理とは少し話題が離れるが、最近では、コース内を
   乗用カートで走行するゴルフ場が増加傾向にある。従来通りでは、芝生の
   損傷程度に対して不足気味の施肥量となることが多いので、カート乗り入れ
   コースは十分な施肥量が必要である。肥料不足の場合には、芝生密度が
   減少して雑草の発生を誘発しやすいので、除草剤散布が必須となり、
   結果的に管理コストが高くなる恐れがある。

   芝生の損傷を考慮に入れれば、フェアウェイのこれからの晩秋施肥の
   トレンドは、緩効性芝生専用コーティング肥料となろう。継続的に栄養補給
   できるのでカート乗り入れコースでも評価が高く、翌春の緑化がスムーズに
   行なわれる。まず小面積(ショートホール等)でも実際に試してみることが
   必要であろう。

   最後にグリーンにコーティング肥料を使用すると、コーティングのコアが
   割れて過剰溶出する恐れがあるので、高品質グリーンを目指すキーパーは
   使用していない。

                     セルティスジャパン株式会社 外木 秀明


        

 

 

 

【3】「コカ・コーラ東海クラシック」を見学させてもらって

 

   9月27日(木)、三好カントリー倶楽部西コースにて「コカ・コーラ東海
   クラシック」を見学させて頂きました。

   普段あまり感じる事のできないプロゴルフトーナメントを見学する事が
   できました。素人ながら感じた事を少しだけ書かせて頂きます。

 



 --「コカ・コーラ東海クラシック」を見学させてもらって--

 
   送迎バスのシステムが徹底されていて驚きました。会場近辺の混雑を
   回避するためだと思いますが、少し面倒に感じました。

   会場内は隅々までキレイに管理されていました。ゴルフ場の入り口から
   ギャラリーの受付、コース内・管理道路までゴミが落ちていることもなく、
   とてもキレイでした。ラフの芝はかなり伸びていましたが、そこにもゴミ
   はなく、管理が徹底されているなと感じました。

   コースは芝がとてもキレイで、コースが見渡せる場所で眺めていると、
   とても心が落ち着きました。

   TVで見ていると気付きませんが、コース内の起伏には驚きました。
   先が見えない所もありました。

   プロの選手を初めて見ましたが、思っていたより小柄な方が多かった
   です。しかし、小柄な割にとても力があり、軽いスイングで遠くまで
   飛ばすのでとても驚きました。

   プロの選手に近付くチャンスはないと思っていましたが、移動の際
   とても近くで見ることができたので良かったです。(石川遼君と
  ハイタッチのチャンスもあったのですが・・・)

   TVで見るのとは違い、プレーの早さに驚きました。OBの後も、
   心を落ち着かせる間もないまま次のショットに入っていたので、プロは
   精神的に強くないとダメだなと思いました。

   見学したのは予選1日目でしたが、ギャラリーが思っていた以上に
   たくさんいました。注目選手がプレーしているホールは、選手が見え
   ないほどギャラリーがいて、男子ゴルフ界の人気・注目度を目の当たり
   にしました。

  ギャラリーの年齢層は幅広く、特に女性が多かったように思います。
   しかし、トイレが少ないなど女性にとって少し不便でした。

   最後に、初めてプロのトーナメントを見学して、コースのきれいさ、
   プロのすごさを肌で感じることができ感激しました。また機会があれば、
   ぜひ見に行きたいと思います。

                               共栄社 女子社員


 

 

 

 

【4】新製品発売情報!



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  満を持して登場!    

  (詳しくはホームページのニュース・トピックスに掲載中!)



                                               ▲ページトップへ

 


 それでは、今回はこれでおしまいです。
 次回をお楽しみに・・・


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