こんにちは! バロネスEメールマガジン編集部の彦坂です。

気温もぐんぐん上昇し、愛知では早くも30℃を超える日が続くようになってきました。

毎年異常気象と言われ続けて、それが通常に変わってきたのかも・・・。

我が社の製品も、その時々の情勢に合わせて、ニーズに沿った物をお届けし、

お客様の声を大事にした姿勢で取り組んでいきたいです。  

今回もよろしくお願い致します。

 


☆ 今回のメニュー ☆

 【1】 バロネス製品購入後のお客様の声 --新製品 LM2700--
                       (岐阜関カントリー倶楽部 伊藤裕康 氏)

 【2】 2008年 中国ゴルフ博覧会 in 北京
                               (共栄社 営業部 中村剛)

 【3】 全国の地域ごとの特色ある芝生管理について --第1回 九州地区--
                    (セルティスジャパン株式会社 外木秀明 氏)


 


【1】 バロネス製品購入後のお客様の声
 --新製品 LM2700--

 今号より「バロネス製品購入後のお客様の声」と題し、バロネス製品を

 ご購入いただきましたお客様の生の声をお届け致します。

 今回は、新製品の「LM2700」をご購入いただいた

 岐阜関カントリー倶楽部 伊藤裕康様

 にインタビューしました。


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 バロネス製品購入後のお客様の声 --新製品 LM2700--

  私の勤務する岐阜関カントリー倶楽部では、競技志向、昨今の時代
  ニーズ等もあり、ワングリーン化の為コースを全面的に見直す事となり、
  川田太三先生監修で平成18年2月より平成19年9月の1年半の間、コース改修工事を行いました。

  又、2009年9月には 日本女子プロ選手権も開催される事も決まり
  機械更新もあわせて行う事となりました。

  FWモアに関して当倶楽部は[ジャコブセン F10]
  [トロ パークマスター][ランサム]と代々外車を使用してきましたが
  代理店さんの薦めもあり国産も含めて検討する事にしました。

  その中でまず私としては競技にあわせ、低刈りができ綺麗でしかも
  効率が良い機械の検討を致しました。

  LM2700の場合26インチモアである為、22インチの外国車に対して効率が良い事は、
  カタログからも想像できましたが、狭くしたFWをゼブラでコースに沿って刈り込む場合 
  かじってしまう事を懸念致しました。
 

  そこで、実際に外国メーカー数社の新型機種(メーカー・機種は伏せていただきます)と
  比較したのですが、かじってしまったのは外国メーカーの機種でした。
 

  一番感心した事は、高速で走ってもモアは踊らず本当に綺麗に刈れた事です。
  又、キーパーの立場として効率と刈り上がりだけで購入したのではなく、
  オペレーターからは作業性、乗り心地、メンテナンスに関しても
  担当からLM2700を薦められ自信を持って選定しました。

  実際購入後も大きなトラブルもなく、外国車では実現できなかった
  高麗芝での12mmの綺麗な刈り込みもリニューアルオープン後の
  コースの評判アップにつながっていると思います。

  今年は来年の日本女子プロ選手権に合わせ9mmまで下げたいと思います。

 

  尚、FWモアとは直接関係ありませんが、
  川田先生監修の微妙なグリーンの傾斜に対応する為のグリーンモア選定も非常に苦労しました。

  今まで使用していたキング(手押し)では刈り込みできないのは分っていましたので、
  各社、各機種を比較検討しました。
  軽量グリーンモアやスイングモア系では何とか対応できるのですが、
  キーパーの立場から何となく芝面が出来ていないような(実際表現しにくにのですが
  髭剃りでいうと半日後?)に感じ何とか妥協点と考えLM56Gを選定しました。
 

  この微妙な芝面刈りに対応する為グルーマを外し、
  ローラーとドラムの距離を短くする事で何とか妥協できる刈り込みとなりました。

  ただ、もともとアップライトの品種(A−2)であるからできたのですが・・

  そんなこんなでリニューアルオープンにはLM2700とLM56Gが不可欠でした。
  今後色々な競技会が控えており、バロネスは活躍してくれると思います。

  日本女子プロ選手権にあわせ増車も検討していますが、
  地元メーカーですので協力もよろしくお願いします。

  リニューアルした微妙なグリーン形状やFWの刈り上がりを
  一度プレーして確認して下さい。

 

岐阜関カントリー倶楽部 伊藤 裕康

 

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【2】 2008年 中国ゴルフ博覧会 in 北京

 「2008年 中国ゴルフ博覧会 in 北京」が、今年オリンピック が開かれる
 中国の北京・中国国際農業展示センターにて、3月27日〜29日の3日間の日程で開催されました。

  私が見学した3月28日は、朝から小雨まじりの天気で、気温も5度と大変寒い日となりました。
  前日の気温は17度と暖かかったため、この温度差にはびっくりしました。

  今年で7回目を迎えたこの展示会には、ゴルフ用品と機械関係の214社が出展し、
  前回に比べ多くの会社が出展したため、会場は昨年より1.5倍広くなり、
  室内コンベンションルームはゴルフ用品、室外では機械関係というように分けて行われました。

  3日間の入場者数は、48,996人(そのうち海外33カ国から 2,106人)で、
  日本の展示会に比べ、中国での注目度はかなり高いと感じました。

  機械関係では、「トロ」「ジャコブセン」「ジョンディア」といった日本でも知られているメーカーと、
  「バロネス」が出展。カートでは、「ヤマハ」「クラブカー」「イージーゴー」の3社が出展していました。

  中国のメーカーも数多く出展されていましたが、
  中には、私どものバロネス製品(GA1100、GA700、BR100、TSM321等々)に
  色・形などまったく同じものも出展されており、驚きました。

 

  日本では考えられませんが中国では特に問題ないのだそうです。
  ならば、色・形は同じでも、性能・品質では、絶対負けるわけにはいかないと思いました。

  また今回の展示会では用品メーカーやコース管理などのゴルフ関係商品に加えて、
  スクリーンゴルフ(シミュレーションゴルフ)の出展が増え、賑わいを見せていました。
 

  展示会見学後は、共栄社主催の食事会を開き、中国の代理店の方々を招き、
  懇親を深め、バロネス製品の拡販をお願いしました。

  中国のゴルフ場は、現在350コースくらいですが、
  3〜4年後には、1000コースにもなると言われています。
  将来性のある市場でバロネス製品を1台でも多く使っていただけるよう頑張っていきたいと思います。
 

共栄社 営業部部長 中村 剛

 

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【3】 全国の地域ごとの特色ある芝生管理について
--第1回 九州地区--

 今号より隔月でセルティスジャパン株式会社 外木氏による
  「全国の地域ごとの特色ある芝生管理について」
 をお送りします。

 今号は 「第1回 九州地区」 です。

     ※外木氏は、1990年代後半にニューベントグラスの日本への商品化
       ならびに普及を手がけ、現在は全国各地でニューベントグラスの施肥
       管理手法の提案を行っております。


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 --全国の地域ごとの特色ある芝生管理について 第1回 九州地区--

  今回、九州のキーパーとの話を紹介する。

  九州地区では、少雨による芝生地の乾燥&ドライスポット対策が課題で、
  土壌浸透剤をうまく使いこなすことが話題であった。

  2〜3ヶ月の長期間効果の土壌浸透剤を使用すれば、
  作業手間の軽減につながり、作業効率が向上する。
  散布回数を比較すれば、検討すべきテーマとなろう。

  また雨天時散布が有効である。(スコッツではH2Pro発売中)

  また液肥管理のコースも非常に多いようだ。
  液肥のみの施肥管理では、春から初夏まで良いコンディションでも盛夏時には芝生の根が浅いため、
  芝生が枯れてしまうことが多い。

  ここ数年「ベントグリーンの夏越しは無理だ!」という声が多い。

  先般訪問し面談した腕利きのキーパーもやはり液肥のみで施肥管理している話であった。
 

  しかし、技術論の細かな話をしていくと、キーパーから
  「実はコアリング後に、粒状肥料を散布し夏越ししている。」という貴重な話を聞いた。
  最低限行ってほしかった施肥手法である。

  土壌微生物の働きで分解するメチレン尿素入り粒状肥料を使用すると、
  約1ヶ月かけて肥料が効き、水分による流亡が無いので、継続的に栄養補給できる利点が多い。

  またカリウム(K20)は、研究結果から耐暑性・耐乾燥性を高める働きがあり、
  従来肥料は即効性カリウムだけであった。
  本年から緩効性カリウム入りの肥料を販売予定である(GTシリーズ近日発売予定)ので、
  今後は厳しい夏を乗り切る施肥銘柄が強化され、夏越しも可能となろう。
 

 
セルティスジャパン株式会社 外木 秀明


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それでは、今回はこれでおしまいです。
次回をお楽しみに・・・(^−^)

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