【2】 バロネスグリーンモアの歴史
昭和から平成へ |
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2008年現在、共栄社ではバロネスグリーンモアとして「LM56GAF・LM66GAF」を発売しています。
リール回転ハイクリップ/ロークリップ切替機能や、正転逆転フロントグルーマー、スムースクラッチ,
アンジュレーションに追従する構造、そしてもちろんクラス最軽量のウェイトなど、おかげさまでご好評をいただいております。
そこで今回は、バロネスのグリーンモアの歴史を少し紐解いてみたいと思います。
◆昭和 34 年、バロネスブランド最初のグリーンモア「LM2」が発売されました。
現在の天皇陛下がご成婚された年、共栄社はそれまで農機具メーカー
ホーネンスブランドにて 世間で認知されていました。
そんななかバロネスブランドにて発売された
グリーンモア第一号です。
◆昭和 42 年駆動をオールギヤ方式に変更した画期的な機種
「LM22G」を発売しました。
我がライバル?の読売巨人軍が 3 連覇を達成した時期です。(ちなみに筆者は現在愛知県に住んで
いながら、長い関西住いがあったため!阪○タ○ガースファンです)
◆昭和 60 年、現行のLM56GAFの流れをくむ「LM55GS」を発売。
この機械よりリールカッターと前ローラーの間に「サッチングリール」
を装備しました。
溝付きローラーが登場しだしたのもこの頃です。
この年は、来月から公開される映画「クラーマーズハイ」で再び考えられて
いる、日航機墜落事故が起きてしまった年です。
筆者もこの時小学生ながらに、ものすごい事が起きたと感じたのを
覚えています。
◆平成 2 年バロネス初のフローティングタイプのグリーンモア
「LM 54G」を発売しました。
時代はまだまだバブルの時代で、新設のゴルフ場も増え、複雑なアンジュレーションのグリーンを持ったゴルフ場も数多くできていて、それに対応するように開発された物でした。
この年は湾岸戦争が始まった年でした。
◆平成 4 年「LM55GCF」発売。
それまでリールカッターと逆に回っていたサッチングリールから
正回転する「フロントグルーマー」を装備し ました。
性能も現在のグリーンモアにかなり近づいています。
アメリカ大統領選の民主党代表候補選挙で惜しくもオバマ氏に敗北した
ヒラリークリントン氏の夫、ビルクリントン氏が大統領に選ばれた年です。
◆平成 12 年、ミレニアムのこの年、グリーン刈込のカット率向上の為開発された、「LM55GDF-HC」通称ハイクリップモアが発売されました。
当初はお客様が使用してくださっているLM55GC 、LM55GD のギヤ組換えの改造に
よる HC 化への対応で始まりました。
最初は疑心暗鬼だったお客様も ( 共栄社社員も? ) 実際の刈り上がりを見て、
球の転がりを確認し、ハイクリップモアの必要性を感じていただけるようになったと感じていきました。
グリーンモアの性能が急激にアップしていった時期だったと思います。
以上ここまでが今回の歴史の一部です。
かなり飛ばしましたが、おおよその流れをまとめました。
次回この企画を書くときには、現在までの流れを書いてみたいと思います。
それでは今回はここまでです。
バロネスEメールマガジン 編集部
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