タイトル

 
こんにちは!バロネスEメールマガジンの松田です。

 今年も早や1カ月が過ぎました。。

今年は私達のこの業界が少しでも良くなるといいですね。

そして少しでも皆様のお役にたてるよう『バロネス』も日々努力して参ります。

さて今回のEメールマガジンは、

アメリカで『BARONESS』を広めようと奮闘している「Kyoeisha USA」の紹介と、

今年で創業100年を迎える弊社の100年の歴史第1話、

そして競馬場にスイーパー「FS1700」を納品した様子のお話をお送りいたします。

本年もバロネスEメールマガジンをよろしくお願いいたします。

バロ子


☆ 今回のメニュー ☆

 【1】 Kyoeisha USAの紹介
                            (Kyoeisha USA ヒロ吉田)

 【2】 共栄社 100年の歴史 第1回
                       (株式会社 共栄社 CS推進部 柴崎)

 【3】 JRA新潟競馬場にスイーパーを納品
                       (株式会社 共栄社 CS推進部 松田)


【1】 Kyoeisha USAの紹介

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皆さま、はじめまして。

KyoeishaUSAのヒロ吉田と申します。

アメリカにてバロネス製品販売の統括マネージャーをしています。

今回バロネスEメールマガジン編集部からの依頼により、

我々のアメリカでの取り組みについてご紹介させていただきます。

稚拙な文章ですがお付き合いよろしくお願いいたします。

USA01

先ず、KyoeishaUSAという組織について簡単に説明させていただきます。

KyoeishaUSAは文字通り、株式会社 共栄社を親会社とし、

アメリカ合衆国カリフォルニア州に2006年に登記された現地法人です。

現在、共栄社はアジア、オセアニア、ヨーロッパ各圏に進出しており、その進出形態は様々ですが、

ここアメリカではKyoeishaUSAはディストリビューター(総輸入元・総代理店)という位置付けで、

現在、アメリカ国内で25州12拠点の販売網を持ち、主にゴルフコースに向けた販売活動を行っています。

販売アイテムは、バロネスの代表的な製品で、且つ世界レベルの競争力を持つグリーンモアをメインとし、

その他5連のリールユニットを持つラフモア、バンカーレーキを順次投入してきました。

今年は刈り幅46センチ「LM18G」のグリーンモアを世界に先駆けて販売を開始しました。

また来年には5連の大型フェアウェイモアの投入も予定しています。

USA02

刈り幅46センチのグリーンモアは、主にアメリカ東海岸にある伝統的なゴルフコースでの需要を見越して

開発、投入されました。

アメリカでのゴルフコースの分布は、実は数の上では東海岸が圧倒的に多く、その多くが古い歴史を持ち、

伝統的なヨーロッパ・スタイルのデザインを持ったゴルフコースです。

これらのゴルフコースでは、グリーンも狭く、また変化に富んだアンジュレーションを伴っているケースが多く、

刈り幅の短い46センチタイプの需要が多いのです。

当初、我々は56センチで十分対応が可能と思っていたのですが、刈り味にこだわるゴルフコースほど、

つまり歩行型グリーンモアを使用するハイレベルのコースほど、46センチの需要が多い事を学びました。

現在、この新製品は東海岸のあちこちでデモンストレーションが展開され、

今後大きな成功を我々にもたらす事が期待されています。

勿論、アメリカ西海岸においてもこの46センチの新型グリーンモアの評価は高く、

先頃、南カリフォルニアにある「シェアウッド・カントリー・クラブ」様においても

6台ご購入の成約をいただいたところです。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、

このシェアウッド・カントリー・クラブはジャック・ニクラウス氏によるコース・デザインで、

また、この12月初旬にはPGAトーナメントである

「シェヴロン・チャレンジ」http://www.tigerwoodsfoundation.org/worldchallenge/index.php

が開催されます。

ホスト・プレイヤーはあのタイガー・ウッズです。

同コースのグリーンキーパーであるショーン・ダイヤ氏は、

このビッグイベントを成功させる為の最適な手段として、バロネス・グリーンモアの採用を決定してくれました。

我々は、この英断に感謝し、トーナメント当日に最高のグリーン・コンディションが得られるよう、

同コースに対し、現在全力でサービス、及びオペレーションのトレーニングを行っているところです。

※昨年書かれた文章です。   

日本では、「バロネス」というブランド名の認知は得られていると思います。

ところが、ここアメリカでは我々は参入3年目の新参者で、

ほとんどのグリーンキーパーや支配人はまだバロネスの名前さえ知りません。

ましてやグリーンはコースの「命」

得体の知れない、実績の無い海外メーカーの製品が使用される機会は今までほとんどありませんでした。

ましてや、アメリカでは「ビッグ3」と言われる歴史と技術、企業規模を兼ね備えた競合メーカーが

互いにしのぎを削っているのです。

これまでバロネスがこのようなメジャーなトーナメントに参入できるチャンスは皆無でした。

しかし、今回はデモンストレーション等を通じ、

バロネスの刈りあがりが非常に優れている事を現場でご理解いただき、

トーナメント開始の1カ月前であるにも関わらず採用していただきました。

我々にとっては次のまた新しいステップを踏み出せたような気がします。

 

バロネス製品は、ここアメリカでも日本同様、刈り上がりが評価されています。

既にバロネス・グリーンモアを使用するゴルフコースは50コースを超えるのですが、

そのほとんどのお客様より刈り上がりの素晴らしさに対する称賛の声をいただいています。

また広大なアメリカ大陸に広がる多種多様な芝や気候条件に対応する、

各種アッセンブル・ユニット(グルーマー、デサッチ、ブラシ)の正転逆転モード、

ハイ・ロー切り替えギヤの搭載等もその機能の多様性から高い評価を得ています。

特に昨今の芝生のメンテナンスに対する環境配慮の動きから、

グリーン刈り時のグルーマー使用による通気性と日射確保の効能は、

各方面から大きな関心が寄せられています。

 

勿論、我々の予想外の市場の特異性も数多く目にしました。

常日頃、我々はバロネス製品の高耐久性、つまり「丈夫で長持ち」である事を訴求ポイントとしていますが、

アメリカでの機械の使用平均年数は2〜3年というところがほとんどです。

これはメーカーによる中古買い取りシステムやリースでの購入が多い事によるのですが、

日本のように10年、15年機械が大事に使われる事は稀である事が分かりました。

また、グリーンキーパーをはじめとする作業者が1つのゴルフコースで働く期間が

数年と短いということも関係があるようです。

この辺り、ゴルフ・ビジネスだけでなく、アメリカの商習慣、

ライフスタイルについても日本と大きな違いがあることを学んだものです。

USA03

いずれにしても、まだまだ私達バロネスはアメリカと言う、とてつもなく大きな市場に立ったばかりです。

しかも、リーマン・ショック以降、まだこの国の経済は出口が見えません。

まだまだ「メイド・イン・ジャパン」にとって苦難は続くでしょう。

しかし、私達がこの国で、見て、聞いて、学んだ事は、

今後全てのバロネス製品の開発やマーケティングに生かされると思います。

今後のバロネスの取り組みにご注目いただき、温かく見守っていただければと思います。

そしていつの日か、アメリカのメジャー・トーナメントにおいてバロネス製品が使われている姿を

衛星放送などを通じて皆様にお届けできる事を願っております・・・。

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KyoeishaUSA Inc. Vice President (取締役副社長)

Hiro Yoshida (ヒロ・吉田)

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【2】共栄社 100年の歴史 第1回

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共栄社は皆様のおかげで、2010年7月で創業100年を迎えます。

そこで今回から100年の歴史を少しずつご紹介していきたいと思います。

※各画像をクリックするとPDFデータが開きます。

創業者である故林 総吉が愛知県宝飯郡豊川門前町において、

養蚕具の二角式製族(せいぞく)器の製造販売を始めたのは、今から100年前の明治43年7月16日でした。

100年A

製族(せいぞく)器とは、蚕が繭(まゆ)を作りやすいように、

ワラを山のような形に折る機械の事で、養蚕には必要不可欠のものでした。

また、二角式とは一往復で二つの角ができる為に付けられた名前で、総吉自身が名付親でした。

価格は、当時4円50銭でした。

現在の貨幣の価値すなわち、物品との交換尺度という意味では、

消費者物価が明治43年の約4000倍であることから、現在の価格に換算すると約二万円ということになります。

当時の銀行の初任給40円(大卒) 、レコードは1円25銭です。

100年B

大正3年、豊川門前町から古宿町へ移転し工場を拡張し設備の大幅な機械化を図りました。

この頃の日本経済は大正3年7月に勃発した第一次世界大戦の影響で、

戦勝国に属した日本は金属・繊維・染料・薬品などの需要拡大による景気に支えられていました。

大正7年8月には業務拡大に伴い法人組織として、株式会社 共栄社を設立しました。

100年C

大正7年11月に大戦が終結すると景気は急速に冷却していきました。

大正9年3月には、東京株式市場の大暴落を契機に日本経済に大打撃を与えたのでした。

弊社もこの不況を受け、一時的に工場規模を縮小したり、打開策として豊年印豆粕削機の製造を始めました。

当時、満州から大豆の搾り粕が飼料あるいは肥料として大量に日本へ送られてきました。

この粕は直径が60〜70p、重さが15〜20sある塊りで、これを削り小さくする必要がありました。

こうした需要に応えたもので、一般に他の工場では職人1人で1日に4台しか作れなかったが、

弊社では6台あまりの物ができました。

ところが、空前の不景気の為売れ行きが滞り100台以上もの在庫の山ができ、工場は一時休業になりました。

100年D

大正10年春頃から徐々に景気回復の動きも見えはじめました。

大正11年に製造販売したダイヤモンド゙人力脱穀機は、品質・性能の優秀さから好評を博し、

その後全国一の量産メーカーとしての地位を獲得しました。

国内はもとより、韓国・中国・台湾・東南アジア諸国へ積極的に輸出するまでになりました。

100年E

大正12年9月1日関東大震災が起き、死者行方不明者14万人という未曽有の被害がでました。

100年F

昭和時代に入ると、農業機械も色々と近代的なものが開発されてきました。

業界も従来の農蚕具主体の販売から、農機具を製造販売するようになりました。

製品は昭和初期では畜力用犂(すき)・砕土機などの耕運整地用、

園芸関係では噴霧器の利用が増加し、調製機では脱穀機とモミすり機が完成の方向に近づいていました。

100年G

昭和5年のこの頃より、マサル式製縄機の製造を開始しました。

製縄機は人力脱穀機が不需要期に入る11月頃から、農家の副業用として必要なものでした。

不況期であった為、弊社にとっても工場経営上欠く事のできない貴重な製品でした。

当時は、荷造りに多くの縄を必要としていた為、製縄機の需要に結びつきました。

昭和12年に改良が加えられ、さらに昭和19年には次の新タイプに改められました。

100年H

その後、農機具人力時代から動力化時代へと移行してきた事から動力脱穀機の台頭はめざましく、

昭和7年からダイヤモンド゙式動力脱穀機の製造に乗り出しました。

同業他社より開発がやや遅れたが製品は好評を博し、販売にも期待がもたれたものでした。

100年I

昭和12年7月に日中戦争が勃発し、16年には太平洋戦争に突入しました。

農機具は軍需品と並行生産を続けながら全社一丸となり戦勝を祈りながら頑張り通しました。

ここまでが弊社の創立期です。次回は成育期へと続きます・・・。

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(株式会社 共栄社 CS推進部 柴崎)

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【3】 JRA競馬場にスイーパーを納品

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競馬場01

2009年12月、新潟競馬場に当社のスイーパー『FS1700』を納品し、

その現場に立ち会わせていただきました。

新潟競馬場は、新潟空港から車で20分の場所にあり

私達が納品した日は好天に恵まれましたが、

次の週には大雪が降り、訪問できるような天気ではなかったため良い日に納品ができ、とても幸いでした。

現場に着いて中に入れていただくと、

綺麗な施設で手の行き届いた管理をなさっており、とても感動しました。

実際にスイーパーが作業をするコースは、想像していたよりも

凹凸が激しく、ここを競走馬が駆け抜けていくんだなあと、

改めて感じる事ができました。

競馬場02

私達が納品させていただいたスイーパーは主に、コースの更新作業をした後の

掃除をする作業に使うとの事でしたが、広大な面積(ゴルフ場もそうですが)を

1台で作業をする為、使う時にはフルで活躍することになるそうです。

競馬場03

芝刈り機も少ない台数で作業をするために最盛期にはほぼ毎日、

芝刈りをしている状況との事です。

今回、新潟競馬場さんに了解をいただき、取材させていただきました。

とても良い経験をさせていただきました。

新潟競馬場さんの特長にもなっている1,000メートルの直線コースは

実際にその場に立ってみると圧巻の一言でした。

競馬場04

このように色々な場所でバロネスが活躍している事は、とてもうれしく思います。

今後も色々な場所で活躍しているバロネスを、ご紹介できればと思っております。

競馬場05

↓新潟競馬場で使われているスイーパー『FS1700』のご紹介はこちらから。↓

クリック→http://www.baroness.co.jp/fs1700.html ←クリック

(株式会社 共栄社 CS推進部 松田)

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次号vol.32は、「韓国で行われた展示会の様子」、「ベントラックを使っていただいている
お客様の声」などを、お送りする予定です。お楽しみに…

それでは、今回はこれでおしまいです。
次回をお楽しみに・・・(^−^)2010.02発行

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