題

 
 こんにちは! バロネスEメールマガジン編集部松田です。

9月に入りましたが

まだまだ暑い日が続いています。

私達も芝生も、適度な食事、適度な水分を取って、乗り切りましょう。

今回は

『日産スタジアムの潜入レポート』と

『バミューダグラスを活用したグリーン管理実況レポートA』

そして『北海道発!パークゴルフ場レポート』

などをお送りいたします。

それでは、よろしくお願いいたします。

ばろこちゃん


☆ 今回のメニュー ☆

 【1】 2002年FIFAワールドカップTMの決勝会場『日産スタジアム』を潜入レポート!
                                                    第1回

                                     (株式会社 共栄社 営業部 廣田)

 【2】 バミューダグラスを活用したグリーン管理実況レポートA
                                    (株式会社 共栄社 営業部 蔵地)

 【3】 北海道発!パークゴルフ場レポート
                            (株式会社 共栄社 営業部 札幌営業所 片岡)

 【4】 ベントラック MJ840コンツアモアのご紹介
                                  (株式会社 共栄社 事業企画部 村下)


【1】 2002年FIFAワールドカップTMの決勝会場『日産スタジアム』を潜入レポート!第1回

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ロゴ

第1回 『日産スタジアム』のフィールド(芝生)管理のお話


まずはじめに

2002年サッカーFIFAワールドカップTMの決勝が行われるなど

数々の国際試合の舞台ともなっている『日産スタジアム』のご紹介をします。

『日産スタジアム』は、野球場・テニスコート・インラインスケート広場・スケボー広場・

プール(日産ウォーターパーク)・ランニングコースなど様々なスポーツを楽しめる

新幹線、新横浜駅からほど近い、都市型運動公園である新横浜公園の中にあります。

コース

『日産スタジアム』はJリーグ(社団法人日本プロサッカーリーグ)に所属する

「横浜Fマリノス」のホームスタジアムです。

また、2002年のFIFAワールドカップTMでは、決勝戦が行われた会場です。

決勝戦の他、日本がワールドカップで初勝利を飾った対ロシア戦など、合計4試合が開催されました。

この『日産スタジアム』の管理は、公益財団法人横浜市体育協会様が行っています。

今回は、横浜市体育協会様のグリーンキーパー(芝生の管理責任者)である柴田様にお話を伺いました。

キーパー

    柴田グリーンキーパー様のお話(取材日は7月15日)

    『通常のフィールド(芝生)の管理について』

    芝生の品種は、夏はティフトン。冬はペレニアルライグラスです。

    現在、ペレニアルライグラスからティフトンにトランジション(草種の切替)を行っています。

    年間の芝生の刈込み回数は150から200回程です。

    バロネス乗用3連リールモア『LM315GAF』にて管理しています。

    芝生が良く伸びるシーズンの7月から9月までは、ほぼ毎日刈込みを行います。

    排水設備が整っているので多少の雨でも刈込みが出来ます。これは刈込みを休むと

    芝生の軸の部分がよく伸び、この軸を刈る「軸刈り」になってしまい、芝生が弱ってしまうからです。

    冬期は10日から14日間隔で刈込みを行います。また、防寒の為のシートを掛けて保養させています。

    取材当日の芝生の刈高は13ミリで、試合時の刈高は15ミリにしています。

    年間を通しての芝生の刈込み高の目安は、草種がティフトンの時は18ミリ

    ペレニアルライグラスの時は20から23ミリです。

    フロントグルーマは、ほぼ毎日使用します。高さは地上面から10ミリにセットしてあります。

    横に寝ている芝生をまっすぐ立たせる役目とサッチを取り除く役目をします。

グリーンモア
グリーンモア

    『試合の当日のフィールド管理について』

    試合の当日には最高のフィールドを作るため最後の調整をします。

    ボールの転がり具合を確認するために、芝生の刈高と散水によって

    フィールドを調整しています。

LM185B

柴田グリーンキーパー様、ありがとうございました。

このように『日産スタジアム』は、最高のフィールドを保つために

最高の管理をされています。

次回は、イベント(コンサート)時のフィールド管理についてのお話をお送りします。

→日産スタジアムのホームページはこちらから←

(株式会社 共栄社 営業部 廣田)

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【2】 バミューダグラスを活用したグリーン管理実況レポートA

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昨年の猛暑もあり、夏季のグリーン維持の為に高麗グリーンの見直しや

バミューダグラスへの移行を検討されているコースも多いのではないでしょうか?

その流れに先駆け、バミューダグラス(ティフドワーフ)を採用し

昨年夏季もグリーンの状態が良いと評判となった岐阜本巣カントリークラブのグリーンキーパーの藤原竜彦様に

今年のグリーンの管理状況の実況レポートをお願いしました。

第2回目は、7月の管理レポートです。


    藤原グリーンキーパー様のお話

    実況管理レポートをするに当り岐阜本巣カントリークラブの指針取り組みを述べたい。

    自己反省も含めてこの業界は、横並び意識、周りと同じ事をしていれば安心と言うメンタリティが強く

    なかなか新しい事や、今までの考え方の枠から出ようとはしない。

    しかし、ゴルフ業界の将来を考えても、悪くはなっても良くなる事はない。

    そのなかで、当コースのような全体的に短く、狭く、アップダウンがある三流と云われるコースが

    生き残って行くためには従来の考え方の中から出なければジリ貧である。

    客のニーズと経営の安定を踏まえつつ、目先の出費を抑えながら

    イージーメンテナンスを確立して行きたいと思っている。

    その取り組みのひとつが近年の異常気象や温暖化など

    どのような気候にでも対応できるように、ティフトンバミューダグラスの利用である。

    一般的に厄介者扱いされているティフトンとは、ほとんどが道路の法面などに利用されている

    コモンバミューダグラスである。

    ティフトンバミューダグラスは、従来のバミューダグラスと比較した場合、繁殖力が旺性で

    ターフ品質が良好でコウライと比較して病気や害虫に強く、乾燥にも抵抗性がある。

    またオーバーシードのベースとしても適している。気をつけることはティフトンには限らないが

    水捌けのよさと、更新作業である。ちなみにフェアウェイで、ボールが沈んで打ちにくいという事はない。

    当コースでは、グリーンにはティフドワーフ、ティーグランド、フェアウェイにはティフトン419を植え込み

    フェアウェイ、ラフは全面ウインターオーバーシードを行っている。

    この異常気象の中、30℃を超える真夏日や、35℃を超える猛暑日があたりまえのように何十日も続くなか

    西日本のベントのコースでは、1年2年は何とかなったとしても

    向こう10年連続して無事なグリーンはないのではないかとすら考える。

    一流コースで、バックアップ体制があり、人も金も使い、いつでもよい状態を保ちそれを売りにする所は別として

    二流、三流のコースが、夏場に無理矢理ベントで

    神経も経費も使い苦労するよりも、暖地型芝のコウライ(ベントに引けを取らないコースもある)か

    葉が柔らかくボールの転がりの良い、バミューダグラスの利用を考えた方がよいのではと思う。

    ベントグリーンも、キーパーも限界では?仕事は笑ってしたいものだ。

当初の計画

       
グリーン
ティフドワーフ

    ご  紹  介

    岐阜本巣カントリークラブ 藤原 竜彦様

藤原キーパー

      <主な最近のご活動>

      ○ 2010ジャパンターフショー・イン名古屋

      パネルディスカッション

      「異常気象に立ち向かうグリーンの管理」のパネラーとしてベントグラス、刈高信仰への警笛を唱える

      ○ 2011年5月号ゴルフ場セミナーにて

      バミューダグラス(ティフドワーフ)の導入について 掲載 等

(株式会社 共栄社 営業部 蔵地)

      お詫び

      VOL.44の「バミューダグラスを活用したグリーン管理実況レポート@」記事の中で

      岐阜本巣カントリークラブの藤原 竜彦様のご紹介で、敬称が抜けておりました。ここにお詫びを申し上げます。

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【3】 北海道発!パークゴルフ場レポート

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共栄社、北海道札幌営業所の片岡です。

本州も9月に入っても、暑い日が続いているようですね。

私も、北海道の短い夏が終わるまで、まだまだがんばっていきます。


今回は、7月1日にパークゴルフ場を新規オープンをした北海道北広島市にある

『輪厚国際パークゴルフコース』様の取材を致しました。

北海道ならではの雄大な土地を使用し36ホールのパークゴルフ場です。

今回お話を伺ったのは、支配人の古木裕章様です。

輪厚国際パークゴルフコース
コース

    青字は弊社取材者

    Q:失礼ですが、古木支配人はパークゴルフ場の経験はどのくらいございますか?

    A:はい、パークゴルフ場勤務は10年以上になります。

    Q:新規オープンにあたり、パークゴルフ場のコンセプトはどの様にしようと思いましたか?

    A:北海道らしく広々とした36ホールに仕上げ

      3世代が気軽に遊べるようなゴルフ場を目指しております。

      又、オープンと同時に桜の木を1,000本植えましたので、一年一年お客様と一緒に成長して行きたいです。

      芝生に関しても各箇所メリハリをつけてビジュアルでコースをお見せ出来るようにしていきたいです。

    Q:パークゴルフ協会には加盟していますか?

    A:現在はまだ加盟していませんが今後、加盟する予定です。

    Q:今回、弊社製品を選んでいただいた理由はどのようなところですか?

    A:バロネスの機械はやはり、刃の切れ味が良い!

      「良い芝生を作る為には絶対これしかない」と思い選定致しました。

グリーンモア

    Q:現在の刈高はどの様になっていますか?

    A:現在はグリーンが15ミリです。

      バロネス自走式グリーンモアのパークゴルフ仕様『LM26PH』を2台で管理しています。

      フェアウェイは20ミリで、刈込をバロネス乗用3連リールモア『LM185B』で行っております。

      ラフは、40から45ミリで管理しております。

      6月までは造成業者で管理をしておりましたが、7月からは自社でバロネスの製品を購入し管理しております。

LM185B

    Q:ありがとうございます。最後になりますが、輪厚国際パークゴルフ場のセールスポイントはどのようなところでしょうか?

    A:先ほどもお話しましたが、誰もが気軽に立ち寄れるゴルフ場を目指したいです。

      又、料金体系もお安く設定しております。

      新規オープンですので、今年に限り、会員への入会は、年会費無料で行っておりますので

      沢山のご入会をお待ちしています。

      本日はありがとうございました。

コース

今回、オープンしてお忙しい時にもかかわらず

古木支配人様は快く笑顔でインタビューに答えていただきました。ほんとうにありがとうございました。

この綺麗な輪厚国際パークゴルフコース様の芝管理に

バロネスの製品がお手伝い出来る事をとてもうれしく思います。

全国のパークゴルフ場の芝管理を、バロネス製品がお手伝いできるように

私達共栄社は、今後も努力していきたいと思います。

(株式会社 共栄社 営業部 札幌営業所 片岡)

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【4】 ベントラック 『MJ840・コンツアモア』のご紹介

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ベントラックロゴ
アタッチメント

ベントラックとは、30種類以上の多様なアタッチメントをベーストラクター1台で使用できる多機能トラクターです。

詳しくはベントラックホームページをご覧下さい。

http://www.ventrac.jp/

今回はベントラックの多様なアタッチメントの中から

新たにラインナップに加わった『MJ840・コンツアモア』をご紹介させていただきます。

コンツアモア

ベントラックの『MJ840・コンツアモア』は作業幅2,100mmという幅広のロータリーモアです。

デッキが芝生のアンジュレーションに沿って3分割で屈折し、幅広でも芝生をかじることなく安心して作業することが出来ます。

コンツアモア

それでは、『MJ840・コンツアモア』の特徴を詳しくご紹介致します。

[屈折式デッキ]

一番の特徴は、デッキが3分割されていることにより

芝生のアンジュレーションに沿って芝刈りが可能という事です。

左右のデッキは上下各20度のアンジュレーションに対応することが出来ます。

バンカー周りや傾斜地は、一枚デッキのロータリーモアで芝刈りをすると軸刈りになってしまい

芝生を傷つけたり、場合によっては地面を削って機械を傷める危険があります。

そういったリスクを無くし、スムーズに、安心して広域の芝刈りが可能になりました。

コンツアモア

[作業幅2,100mm]

作業幅は[2,100mm]と幅広で、短時間で広域の芝刈りが可能です。

作業能率は74a/hで、一般的な作業幅1,500mmロータリーモアの能率53a/hと比較すると

21a/h(1時間で約2,100u)の差になり、従来のロータリーモアと比較して

大幅な作業時間の短縮が期待できます。

[フリップアップデッキ機能]

ベントラック・ロータリーモアの特徴である[フリップアップデッキ機能(デッキを高く持ち上げる)]も備えています。

この機能によって、より簡単に、素早く、安全にデッキの清掃・メンテナンスが可能になります。

コンツアモア

製品・販売に関するお問合せは、共栄社・事業企画部・ベントラックチームまでお願い致します。

株式会社 共栄社 事業企画部 ベントラックチーム
電話 :0533-84-1390
FAX :0533-89-3623
メール:support@ventrac.jp

(株式会社 共栄社 事業企画部 村下)   

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それでは、今回はこれでおしまいです。
次回をお楽しみに・・・(^−^)2011.09発行

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