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2012年8月16日〜8月19日
大阪府堺市の「泉ヶ丘カントリークラブ」様にて
「第78回 関西オープンゴルフ選手権競技」が開催されました。
真夏の暑い時期の開催ということで、多くのご苦労があったと思われます。
そこで、大会開催までの準備の段階や試合中の苦労話などを
コースを管理されている、グリーンシステム株式会社 チーフマネージャー上野幸雄様にお話をお聞きしました。
(青字は弊社取材者)
Q・今日はお忙しいところありがとうございます。
暑い中の、競技開催でいろいろとご苦労されたと思います。
早速ですが、競技の開催が決定されたのはいつごろだったのでしょうか?
A・約2年前、2010年の11月だったと思います。
Q・お話があった時は、正直どんな感想を持たれましたか?
A・うれしかったですよ、素直に。プロの競技のコース管理を、是非やってみたいと思っていましたから。
Q・そうなのですか。開催の準備は色々大変だったと思いますが
特に、気をつけられたことは、どのようなことだったでしょうか?
A・もちろん、色々とありましたが(笑)
最初に、コース内の樹木の整備から始めました。やはり景観は大事ですから。
主催関係者がコースの視察をされたときにも、要望としてあげられました。
それと、練習場がなかったので、競技に使用しない1ホールを練習場に変更しました。
あとは、やはりグリーンの管理ですね。真夏の開催ですから、コンディションを保つのは大変でした。
手撒きの散水は、気をつけて行いました。
細かく言えばきりがないですが…。でもグリーンはよくもってくれました。皆の努力の賜物です。
Q・主催関係者との、大会前の打ち合わせは何回されましたか?
A・「27ホールあるうちの、どのホールを使用するか」という最初の打ち合わせから、4回行いました。
Q・その中で、コースについてこうして欲しいと注文されたことは、どのようなことでしょうか?
まず、フェアウェイの巾を変えました。それからファーストカットとウォークパスをつくりました。
それぐらいでしたかね、特に言われたことは。
Q・そうなんですか。それでは、競技が始まってから苦労されたことは、どのようなことだったでしょうか?
当然なんですけど、やはり人海戦術でのバンカーならしや、コースの掃除など
全員一丸で乗り切りました。スタッフのみんなは、本当によくやってくれました。
Q・グリーン刈りは朝、夕の2回行われたのですか?
A・いいえ、競技が始まってからは、朝だけです。
暑い中でしたが、バロネスさんのグリーンモアで、綺麗に仕上がったと思います(笑)
Q・お褒めの言葉、ありがとうございます。
競技が終了して、どんなご感想をお持ちですか?
A・やらせてもらって、よかったです。
正直、8月の開催ということで「どうなることやら」とはじめは思っていましたが
今では、やはり良い経験になったと思いますし、またやりたい気持ちでいます。
Q・上野様の中で、素晴らしい経験だったのですね。
最後に競技のコースセッティングを教えていただけますか?
A・グリーンの草種はペンA−1で刈高3.1o 転がりは11フィート 山中式硬度計でコンパクションは21。
フェアウェイは刈高11o ラフは刈高80o ファーストカットは25oでした。
最後に一言、言わせていただけたら。
1万人強のギャラリーの皆様に来ていただきました。これは昨年の関西オープンの約2倍の数でした。
暑い中、来ていただいたギャラリーの皆様には、本当に感謝しています。
そしてキャディさんも、暑さと慣れない緊張感の中、本当にがんばっていただいたと思います。
今回は色々な方の応援をいただいて、成功することができました。
ありがとうございました。
チーフマネージャー上野様にお話しを伺いました。
プロの競技を開催するためのいろいろな苦労話をお聞きすることができました。
真夏の中での、素晴らしいコースコンディションづくり、本当に気を使われたことと思います。
お忙しい中、ありがとうございました。
取材ご協力
泉ヶ丘カントリークラブ 様
〒590−0106 大阪府堺市南区豊田2990−226
→関西オープンゴルフ選手権競技でも活躍したグリーンモア「LM56GB」はこちらから←
(株式会社 共栄社 CS推進部 松田)
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