一部の工程のみを担当するエンジニアと、すべてのプロセスに携われるエンジニアとでは、得られるやりがいが大きく異なるのではないでしょうか。共栄社の場合、企画、設計、そしてデザインに至るまですべてがエンジニアに託されます。この魅力は、完成品メーカーならでは。「自分の製品だ」と胸を張れるやりがいに魅せられて入社した先輩が、多数在籍しています。

ゴルフ場、サッカー場、学校、公園など、あらゆる場面で当社の「バロネス」が使われています。例えば、ゴルフ場だけでも国内に約2400コース。その中でも「バロネス」はトップシェアを誇っており、現在はアメリカ、韓国、中国、イギリスを中心に海外でも実績を重ねています。昭和34年から本格的に芝刈機業界へ進出して以来、お客様からの支持を集め続けています。

業界での信頼度、知名度の高さには自信を持っています。気持ち良くプレーできる刈高に設定できる操作性と、広大なゴルフ場の芝を刈り続ける耐久性が求められる芝刈機。その双方を満たしている当社の「バロネス」シリーズは、全国にあるゴルフ場のほとんどに採用されています。お客様の作業員の不足といった悩みの解決にも大きく貢献。国内シェアNo.1を獲得するに至りました。

ゴルフ場が抱えている「人手不足」、「スタッフの高齢化」、「オペレーション技術の伝承者不足」という大きな課題を解消するため開発された製品が「Uシリーズ（無人機シリーズ）」です。今まで培ってきたモノづくりの技術と伝統を受け継ぎながら、先端の情報技術を取り入れることで「無人での作業」、さらに「人と機械による協調作業」の実現を可能にしました。今後、次世代のスタンダードとして、1人の管理者が複数の無人機を操作できるよう様々な機種のラインナップを拡充していきます。

すでに海外にも複数の販売代理店があり、各国のコースで採用されています。大統領ですら簡単にプレーできない格式の高いゴルフコースでも、当社の「バロネス」が毎日活躍中。今後は、アジア、アメリカ、ヨーロッパへの進出を加速させ、海外での拡販を推進。日本と海外の売上比率を3：7にまで伸ばし、将来的には芝刈機の世界シェアTOP3に入ることを目標にしています。

社員数、およそ300名。この規模は、お客様やプレーヤーのニーズにきめ細かくお応えできる中小企業特有の柔軟性と、大手企業のように自由な発想を形にできる実行力を備えているといえます。企画から完成まで、全てにエンジニアが影響力を持って携われる環境が育まれたのも、この規模だからこそ。社内のコミュニケーションも活発で、風通しの良い社風でもあります。